精子の受精妊娠する能力

精子は普通、射精後四八~七二時間、卵子は排卵後二四時間は受精する能力を持っています。

逆にこの限られた時間を過ぎると、急激に受精の妊娠能力は落ちていきます。妊娠するためには、タイミングが大切なのは、このためです。

これを逆手に取ったのが、タイミングによる避妊法で、排卵の日がわかれば、その前後三日を避ければ妊娠の可能性は低くなります。

受精した卵子をしばらく観察すると、二つの核がみえてきます。これが雄性前核と雌性前核です。

やがてこの二つが融合して受精が完了したといえます。その後受精卵は分裂し、成長を始めながら、卵管上皮細胞の絨毛運動と卵管の端動運動によって卵管内を運ばれ、三~四日かかって子宮に到達します。

譚定長の不妊解消【妊娠成功ガイドブック】

子宮に到達した受精卵をみると、多数の細胞からなり、すでに胎盤の原基に分化する細胞と個体になる細胞とに分かれています。

液体に満ちた腔をもち、胚盤胞と呼ばれます。受精卵は卵管から子宮へ発育しながら旅してきますが、その過程中、前出の透明帯という殼の中に守られています。そのお陰で、途中で変なところに引っ掛かったりしないのでしょう。

胚盤胞はいざ子宮内膜に着床しようという時には、透明帯から出てきます。この殼から出るステップは鳥や亀その他の動物が卵の殼から出るのと同じハッチングという言葉で呼ばれます。